① ホームページの種類と費用の目安

「ホームページ制作」とひとくくりに言っても、作るものによって費用は 10 倍以上変わります。札幌の制作会社に依頼する場合の、タイプ別の目安を整理しました。

種類 費用目安 特徴
テンプレート型コーポレート 20〜 50 万円 既存テンプレートをカスタマイズ。5〜 10 ページ程度
標準コーポレートサイト 50〜 150 万円 デザイン独自、10 ページ程度、WordPress 等 CMS 搭載
ブランディング型コーポレート 200〜 500 万円 デザイン・UX 徹底、ブランド戦略から設計
ランディングページ(LP) 30〜 80 万円 縦長 1 枚、コンバージョン特化、コピー作成含む
EC サイト(Shopify) 50〜 200 万円 Shopify テーマカスタマイズ、商品 50 点程度まで
EC サイト(フルスクラッチ) 300〜 1,000 万円+ 独自要件、商品数 1,000 点超、BtoB など
採用サイト 80〜 300 万円 社員インタビュー・撮影込みが一般的

これらは札幌の中小制作会社に依頼した場合の目安です。東京の大手制作会社と比較すると、札幌の会社は固定費が低いため 10〜 20% 安い傾向にあります。

② 費用の内訳を分解すると何が見えるか

見積書を受け取ったら、必ず内訳の分解を確認してください。「サイト制作一式 150 万円」とだけ書かれていると、途中の仕様変更で追加費用が青天井になります。

標準的なコーポレートサイト制作(100 万円程度)の内訳例は次の通りです。

フェーズ 内容 割合
要件定義 / 戦略目的整理、ターゲット設計、競合調査10〜 15%
情報設計サイトマップ、ワイヤーフレーム、コピー案15〜 20%
デザイントップ・下層ページのビジュアルデザイン20〜 25%
実装 / コーディングHTML/CSS/JS、CMS 構築、レスポンシブ対応30〜 35%
テスト / 公開動作確認、サーバー設定、公開作業5〜 10%
プロジェクト管理進行管理、ミーティング、修正対応10%

この粒度で分解されていれば、「要件定義フェーズだけ先に依頼したい」「ライティングは自社でやるので削って良い」といった調整がしやすくなります。

POINT

見積が一式表記しかない場合は、必ず内訳の提示を依頼してください。それに応じない会社は、見積の根拠が曖昧なまま進行する可能性が高いです。

③ 「格安制作」との付き合い方

「10 万円で作れる」「サブスク月額 5,000 円で作れる」といった格安プランには、仕組み上の構造があります。

格安が実現する理由

  • テンプレートをほぼそのまま使う(カスタマイズ範囲が狭い)
  • 長期の保守契約・サーバー契約が前提になっている
  • ドメイン・ソースコードが制作会社名義のまま(解約時にサイトごと失う)
  • デザインの自由度・内容の変更回数に厳しい制限がある

短期間で、低コストで、最低限のサイトを作って置いておきたい、という目的ならこれで十分です。ただし「将来、別の会社に乗り換えたい」というタイミングで困るケースが多いので、契約前に以下を確認しましょう。

格安プラン契約前のチェックリスト

  • ドメインの名義は自社になるか
  • ソースコード・デザインデータの所有権は誰のものか
  • 解約時にデータは移管可能か(手数料はいくらか)
  • 最低契約期間は何年か、途中解約の違約金はいくらか

④ 見積に含まれないオプション費用

見積書の金額だけを見て発注すると、後から「これは別料金です」という追加費用で揉めることがあります。発注前に、以下が見積に含まれているか必ず確認してください。

写真・画像素材

撮影を依頼する場合、別途 5〜 20 万円かかります。有料ストック写真の購入費用も見積外のことがあります。素材をお客様側で用意する場合は、質と枚数の目安を事前に合意しましょう。

ライティング(文章作成)

「コピーライティングは別料金」とする会社が多数です。トップページで 3〜 10 万円、全ページ分で 20〜 50 万円が目安。自社で書く場合は、ライティングの時間工数を社内で確保する必要があります。

SEO 対策・構造化データ実装

「サイトを作る」=「検索で上位表示される」ではありません。SEO 設計(キーワード選定、タイトル・メタディスクリプション、構造化データ、サイト速度最適化)は、実装レベルで対応してもらう場合は 20〜 50 万円の追加が目安です。

ドメイン・サーバー費用

これらは年間 1〜 5 万円程度の継続費用で、見積に含まれないのが一般的です。契約者名義は必ず自社にしておきましょう。

⑤ 公開後の維持費を忘れずに

ホームページは作って終わりではなく、維持する必要がある資産です。公開後の年間維持費も含めてトータルコストを考えましょう。

項目 年間費用目安 内容
ドメイン費用2,000〜 5,000 円.jp / .com など
サーバー費用1〜 5 万円レンタルサーバーまたは AWS 等
SSL 証明書0〜 3 万円Let's Encrypt 等なら無料
保守契約(ライト)5〜 15 万円月 1〜 2 回程度の小規模更新
保守契約(スタンダード)20〜 60 万円月数回更新、障害対応含む
WordPress 等 CMS 保守5〜 15 万円セキュリティ更新、プラグイン更新

保守契約を結ばない場合、公開後数年でセキュリティ脆弱性が蓄積し、サイトが乗っ取られる・改ざんされるリスクが高まります。最低限、CMS 更新対応だけでも依頼できる体制を確保しましょう。

⑥ 技術選定が将来の運用コストを決める

どの技術で作られているかが、将来の運用コストを大きく左右します。

WordPress で作るメリット・デメリット

世界で最も普及している CMS で、更新しやすく、プラグインも豊富です。一方で、PHP バージョンアップやセキュリティ対応で定期的な保守が必要です。放置するとサイトが止まるリスクがあります。

静的サイトジェネレーター(Next.js / Astro など)

セキュリティ的に安全で表示速度が速く、SEO にも有利です。ただし非エンジニアの更新しやすさは WordPress に劣るため、更新頻度と運用担当者のスキルに応じて選ぶ必要があります。

Shopify(EC サイトの場合)

EC 機能の実装・保守コストが低く、小規模〜中規模 EC に適しています。月額 29〜 299 ドル程度のプラン費用がかかりますが、独自開発と比較してトータルコストは抑えられます。

RECOMMEND

技術選定は「作る時のコスト」より「5 年運用した時の総コスト」で判断すると後悔が少ないです。札幌の制作会社に相談する時は、「なぜその技術を選ぶのか」の説明を求めてください。

まとめ:安さだけで選ぶと総額が高くつく

ホームページ制作の見積は、金額だけで比較すると後悔します。内訳の透明性、公開後の運用コスト、技術選定の妥当性を含めて総合判断することで、本当にお値打ちな発注先が見えてきます。

合同会社 SKY では、札幌・全国のお客様から目的の整理段階からのご相談を無料で承っております。「どのプランで作ればいいか決めかねている」というご相談から、お気軽にお問い合わせください。